ビュルグレン山頂から見たガントリッシュ。右後ろの小さく尖った黒い山はシュトックホルン、そのさらに後ろの白い山はベルナー三山
1:00 ウンターガントリッシュ小屋(Unter Gantrischhütte)〜モルゲーテン峠(Morgetenpass)、
1:00 モルゲーテンパス〜ガントリッシュ山頂、
0:50 ガントリッシュ山頂〜ガントリッシュセーリ(Gantrishseeli)、
0:10 ガントリッシュセーリ〜ガントリッシュ小屋。
合計3時間5分。標高差665m。
■ビュルグレン:
1:00 ウンターガントリッシュ小屋〜モルゲーテン峠、
0:30 モルゲーテンパス〜ビュルグレン山頂、
0:40 ビュルグレン〜ビュルグレングラート終点(1890m)、
0:15 ビュルグレングラート終点〜ガントリッシュセーリ、
0:10 ガントリッシュセーリ〜ウンターガントリッシュ小屋。
合計2時間35分。 標高差655m。
ウンターガントリッシュ小屋付近から見たガントリッシュの東面
こちらはビュルグレンの全容。ガントリッシュから北方に延びる稜線下部から撮影
ここではウンターガントリッシュ小屋を起点に、モルゲーテン峠(Morgetenpass)を挟んで対峙するガントリッシュとビュルグレンの2つの山を合わせてご紹介しよう。どちらか片方だけ登ってもいいし、一日でいっぺんに二つ登ってしまうことも可能だ。コースタイムは短いのに、「山岳」の雰囲気を十分に楽しめる多彩さと手軽さが、この辺りの中程度の標高の山々の大きな魅力になっている。
モルゲーテン峠(前方に見えている鞍部)めざしてゆるやかに登る
モルゲーテン峠から望むガントリッシュ
峠の向こう側はなだらかな緑の牧草地で、少し下にはアルプ小屋がある。この小屋で作ったハードタイプの山のチーズを、夏なら峠に出現する素朴なスタンドで買うことが出来る。峠そのものは奥行きがほとんど無い狭い尾根上にあって、ここから東(左)に進めばガントリッシュ、西(右)に進めばビュルグレンにいきつく。
東のガントリッシュ方面は尾根歩きだ。それほど幅がないので、とくに冬はかなり高度感がある。夏なら南側の斜面は一面のお花畑で埋め尽くされて壮観だ。尾根筋に沿ってガントリッシュの直下まで進んだら、最後は簡単な短い岩登りだ。山頂は予想外に広々とした草地で、夏ならピクニックにもってこいの場所だ。
ライテレン峠側の景色。壁のようなニュネネンフルエが迫力満点
はるか上に見えるビュルグレン山頂に向かって草地を登る
軍隊のトンネル入り口を越えて、ビュルグレン稜を下る
ウンターガントリッシュ小屋のすぐそばにあるガントリッシュセーリ(湖)とガントリッシュ。カッチンコッチンに凍っていました
いっぽう西のビュルグレンは、峠からじかに草地の斜面を登る。上部では南側の崖沿いに柵が設けられているので、これに沿ってひたすら一番高いところを目指そう。山頂には小さな岩以外には何もないが、ここからのガントリッシュとオクセンの眺めは最高である。下りは同じくもと来た道を引き返すのが一番簡単だが、山に慣れた人なら(そしてそれ以外の人にはお勧めできない)山頂から北に延びるビュルグレン稜(Bürglengrat)を下るという方法もある。
急峻な岩場の上部には、コンクリートで固められた軍隊の地下通路への入り口が3ヶ所ばかりある。現在は使用されていないものだが、ビュルグレンからガントリッシュ周辺山域の地下にトンネルが張り巡らされていると思うと妙な気分だ。またこの入り口付近の斜面上からは、ガントリッシュのすぐ向こうに、まるで景色のその部分だけを切り取っかのたようにベルナー三山が顔を覗かせており、とても美しい。
ビュルグレン稜を下りきると、その先は道が無い。最鞍部で右折(北東方面)し、牧草地をガントリッシュセーリに向かって下ろう。湖の付近まで下れば、周辺のアルプ小屋に通じている道に合流できる。
■別館関連ページ:【Gantrisch】【Grenchegalm】
■ガントリッシュ地方:ガントリッシュ地方のゲマインデのサイト。ライブカメラやニュースなど。(独語)
■ガントリッシュ・スキー場:ガントリッシュのミニ・スキー場の公式サイト。(独語)
■グルニゲル・ベルグハウス:ガントリッシュにほど近いグルニゲルの山岳ホテルのサイト。(独語)